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チルダの変更点

-ASCIIではバックスペースのような制御文字を用いた重ね打ちでダイアクリティカルマークを合成する使い方が (今はともかく、規格の文面からするとおそらく当初は) 想定されていたので、7/14を使ってスペイン語やポルトガル語の表記にチルダを使えた可能性があります。
+ASCIIではバックスペースのような制御文字を用いた重ね打ちでダイアクリティカルマークを合成する使い方が (今はともかく、規格の文面からすると当初は) 想定されていたので、7/14を使ってスペイン語やポルトガル語の表記にチルダを使えた可能性があります。
-現実的には、プログラミング言語で演算子として使ったり、Unixでホームディレクトリを表したりといった用法の方が一般には馴染み深いでしょう。
+ASCIIの規格においてチルダのある符号位置7/14の指し示すものは「tilde or overline」とされ、必ずしもチルダでなければなかったわけではありません。
+一般には、プログラミング言語で演算子として使ったり、Unixでホームディレクトリを表したりといった用法の方が馴染み深いでしょう。
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-JIS X 0201の符号位置7/14は (ASCIIとは異なり) チルダでなくオーバーライン (文字名OVERLINE)です。
+JIS X 0201にはチルダはありません。
-ただし、実現字形としてはオーバーラインでなくチルダの形を取っても良いことが規格に記載されています。もともとASCIIの7/14の解釈に「tilde (overline)」と幅があったことに起因します。
+JIS X 0201の符号位置7/14は、(ASCIIとは異なり) チルダでなくオーバーライン (文字名OVERLINE)です。
+ただし、実現字形としてはオーバーラインでなくチルダの形を取っても良いことが規格に記載されています。もともとASCIIの7/14の定義に「tilde (overline)」と幅があったことに起因します。
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-似た形の記号として波ダッシュがありますが、これはダッシュのように用いられる記号であり、取り得る字形がチルダとは異なります。チルダはアルファベットの上につきますが、波ダッシュはそのようなことはなく中央に配置されます。
+似た形の記号として1区33点の波ダッシュ(WAVE DASH)がありますが、これはダイアクリティカルマークではなくダッシュのように用いられる記号であり、取り得る字形がチルダとは異なります。チルダはアルファベットの上につきますが、波ダッシュはそのようなことはなく中央に配置されます。
-ただし、JIS X 0213の実装としてはこの結合文字が実際に合成できることは必須ではなく、基底文字と合成した字形に対応しなくても規格に適合します。
+ただし、JIS X 0213の実装としてはこの結合文字が実際に合成できることは必須ではなく、基底文字との合成に対応しなくても規格に適合します。