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BBS-相談所/3の変更点

-*えっと、JIS X 0213:2000において、EUC-JISX0213が附属書5を参照しているのに、ISO-2022-JP-3が附属書5を参照していなかった理由ですけど、これ、ISO/IEC 2022を厳密に解釈したら、こうなったというだけのことです。EUC-JISX0213の場合は、G0とG1に「同じ名前」の文字(たとえばLATIN CAPITAL ALPHABET A)が収録されてるので、そのままだとG1の1-3-33とかが使えなくなっちゃいますよね。で、それが困る人は代替名称にするわけです。でも、ISO-2022-JP-3はG0を変えながら使うので、「同じ名前」の文字が同時にG0には現れない。ですので、ISO/IEC 646 IRVの4/1もJIS X 0213の1-3-33もどちらも使えるので、ISO/IEC 2022上はあえて代替名称を使う理由がないわけです。じゃあ、ISO-2022-JP-3では代替名称を使っちゃいけないか、っていうと、それはもちろん「慣用的な利用との互換」のためには使ってもかまわないわけで、それがわざわざ附属書5を独立させている理由でもあるわけです。 - 安岡孝一 (2006年06月25日 22時07分36秒)
+*えっと、JIS X 0213:2000において、EUC-JISX0213が附属書5を参照しているのに、ISO-2022-JP-3が附属書5を参照していなかった理由ですけど、これ、ISO/IEC 2022を厳密に解釈したら、こうなったというだけのことです。EUC-JISX0213の場合は、G0とG1に「同じ名前」の文字(たとえばLATIN CAPITAL LETTER A)が収録されてるので、そのままだとG1の1-3-33とかが使えなくなっちゃいますよね。で、それが困る人は代替名称にするわけです。でも、ISO-2022-JP-3はG0を変えながら使うので、「同じ名前」の文字が同時にG0には現れない。ですので、ISO/IEC 646 IRVの4/1もJIS X 0213の1-3-33もどちらも使えるので、ISO/IEC 2022上はあえて代替名称を使う理由がないわけです。じゃあ、ISO-2022-JP-3では代替名称を使っちゃいけないか、っていうと、それはもちろん「慣用的な利用との互換」のためには使ってもかまわないわけで、それがわざわざ附属書5を独立させている理由でもあるわけです。 - 安岡孝一 (2006年06月25日 22時07分36秒)
+*あ、そうか、やのさんは、JIS X 0213での「名前」を、JIS X 0221-1の「名前」と同一視してらっしゃるんですね。それ、厳密には違いますよ。JIS X 0213での「名前」は、JIS X 0202の5.3でいう「名前」でもあるんです。その意味で、JIS X 0213:2000附属書5には、あえてUCSを示さなかったんです。ただ、1-1-17の代替名称をドタンバで「FULLWIDTH OVERLINE」にできなかった(理由はJIS X 0221-1:2001附属書P参照)のは、いまだもってクヤシかったりしますけど。 - 安岡孝一 (2006年06月26日 00時10分27秒)
+*なるほど、附属書5は独立しているから附属書2から参照しても構わないと。考えてみれば附属書4や6も参照するわけだから、附属書5だけ参照してはいけない理由はないですよね。言われてみれば単純なことでした。 - やの (2006年06月29日 22時17分41秒)