{{category 文字}} ギリシャ文字は、ギリシャ語を表記するのに用いられる文字です。大文字と小文字があります。アルファ(α)、ベータ(β)などの文字です。 ラテン文字の元になっており、両者には形の共通する文字もあります。例えば、ギリシャ文字のアルファの大文字(Α)は、ラテン文字の対応する「A」(エー)と同じ形です。ただし文字コードでは、形の区別が困難であっても、ラテン文字とギリシャ文字という異なる文字体系(用字系, script)ではそれぞれに独立した符号位置を与えるのが普通です。 科学分野ではこの文字が符号のように用いられることがあります。例えば、星座の中の星を示すのにα星、β星のようにいったり、放射線の種類としてα線、β線、γ線のようにいったりします。 !!ギリシャ文字を収録する主な文字コード * ISO/IEC 8859-7 - ISO/IEC 8859シリーズの一つ。8ビット符号表のGL領域(0x20-0x7F)にASCII, GR領域(0xA0-0xFF)にギリシャ文字集合を置いた形で用いる。 * JIS X 0208 - ギリシャ文字の大文字小文字を含んでいる。 * JIS X 0213 - JIS X 0208に対し、シグマ小文字の語末の形(ファイナルシグマ)を追加。この追加にはギリシャ政府からの要請があった。 * Unicode ならびに [[ISO/IEC 10646]]