{{category 文字}} ソフトハイフンとは、単語の途中で改行できる位置を示し、改行した場合だけ字形が出力されるようなハイフンの符号です。一種の制御文字のような性質を持ちます。しばしばSHYという略号で示されます。 通常、欧文を整形する際は単語間で改行します。単語の途中で改行する際はハイフンを行末につけて単語が続いていることを示します。単語のどこでも改行できるわけではなく、英語では音節の区切りの箇所でのみ改行が許されます。ソフトハイフンを使うと、単語の途中のどこで改行できるかを示すことができます。 !!ISO/IEC 8859-1におけるソフトハイフン 符号位置10/13 (16進表記で0xAD) にソフトハイフンがあります。文字名はSOFT HYPHEN です。([[ISO/IEC 8859-1]]のTable 1を参照) ISO/IEC 8859-1の5.3.3節にこの文字についての規定があります。 !!UnicodeならびにISO/IEC 10646におけるソフトハイフン Unicodeならびに[[ISO/IEC 10646]]はソフトハイフンを収めた文字コード規格ISO/IEC 8859-1 (Latin-1)の配列をそっくりコピーしているので、Latin-1の他の文字と同じ並びにこの特殊な記号も含まれています。 具体的には、符号位置U+00ADにソフトハイフンがあります。 !!JIS X 0213におけるソフトハイフン JIS X 0213はISO/IEC 8859-1の文字を全て取り込む方針から、ソフトハイフンも収録しています。漢字集合1面の9区9点にあります (すなわち面区点番号1-09-09)。 ただし、実装上はソフトハイフンとしての挙動をせずに単なるハイフンとしての扱いでも規格に適合することになっています。 !!HTMLにおけるソフトハイフン HTMLでは実体参照 ­ でソフトハイフンを表すことができます。 !!関連項目 * [[ISO/IEC 8859-1]] * ノーブレークスペース