{{category 文字}} 双柱とは、垂直線を2本並べた記号です。印刷物において区切りの記号として用いられます。JIS X 0208 (したがってJIS X 0213も) やUnicodeで符号位置が与えられています。 !!JIS X 0208における双柱 1区34点に双柱があります。文字名はDOUBLE VERTICAL LINEと規定されています。 シフトJISの符号化表現では8161となります。 !!JIS X 0213における双柱 JIS X 0213の漢字集合1面はJIS X 0208の上位互換であることから、この面の同じ区点、すなわち1面1区34点に双柱があります。 !!Unicode 符号位置U+2016に双柱があります。文字名DOUBLE VERTICAL LINEです。 !!誤ったコード変換 一部のコード変換の実装には、双柱をUnicodeに変換するときにU+2016ではなくU+2225にしてしまうものがあります。 U+2225は数学記号の一種の平行記号です。文字名はPARALLEL TOです。この記号はフォントによって垂直だったり斜めだったりします。日本では斜めにデザインした形がよく使われます。 双柱が平行記号に変換されてしまうと、2本の垂直線のはずが斜めの線になってしまうことがあります。文字化けということになります。 また、Unicodeの文字属性の定義では、双柱は "Punctuation, Other" (略号Po) であるのに対して、平行記号は "Symbol, Math" (略号Sm) と、異なるカテゴリの記号として定義されています。双柱を平行記号にしてしまうと、文字カテゴリに基づいて処理するプログラムでは意図しない結果になるおそれがあります。 こうした誤ったコード変換は、シフトJISを指定する際にCP932, MS932, Windows-31Jといった名前で指定すると行われてしまう可能性があります。 双柱を正しくUnicodeに変換するには、Shift_JIS や Shift_JISX0213, Shift_JIS-2004と指定すると良いでしょう。 !!関連項目 * 波ダッシュ問題