{{category 文字}} 片仮名は、主に日本で使われる文字です。音節文字という分類がなされます。基本的に、1文字が日本語の1音節(1拍)に対応します。現代では、外来語や擬音語に多く用いられます。 !!JIS X 0201における片仮名 JIS X 0201片仮名集合には通常の現代日本語表記に用いる片仮名が収められていますが、濁点・半濁点つきの文字には独立した符号位置が与えられていません。濁点や半濁点も1文字として扱われます。 「ヰ・ヱ」、小書きの「ヮ」は含まれていません。また、後述のJIS X 0208にある特殊な「ヵ」や「ヶ」(これは本来片仮名ではない)もありません。 !!JIS X 0208における片仮名 通常の日本語表記に用いる片仮名が収められています。現代仮名遣いでは用いない「ヰ・ヱ」も含んでいます。濁点・半濁点つきの文字や、「ッ」など小書きの文字にも独立した符号位置が与えられています。片仮名は5区に配置されています。ただし、音引き「ー」は離れた1区28点にあります。 特殊な文字として、英語のV音に対応する「ヴ」、「1ヵ月」のように小書きにした「ヵ」があります。 また、「1ヶ月」や「旭ヶ丘」のように用いられる「ヶ」は本来は片仮名ではなく漢字に準ずるものですが、JIS X 0208では5区の片仮名の並びの後ろに配置されています。 !!JIS X 0213における片仮名 漢字集合1面において、JIS X 0208になかったものとして以下の文字が追加されています。以下、区点番号は漢字集合1面のものです。 * 鼻濁音表記用に、「カキクケコ」に半濁点の付いた文字 (鼻濁音の項を参照) * アイヌ語表記用に、小書き、また半濁点の付いた文字 (アイヌ語の項を参照) * 「ワヰヱヲ」に濁点の付いた文字 (「ヴァ」などを表すために使われたことがある): 7区、82から85点 また、片仮名の合字「コト」が2区24点に追加されています。歴史的に使われたもので、現代でも広告などに用例があったそうです。 !!関連項目 * 平仮名 * 漢字集合1面 - JIS X 0213の片仮名はこの面に全て入っています * 鼻濁音 * アイヌ語