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アイヌ語の変更点

-アイヌ語は固有の文字を持ちません。しばしば片仮名で表記されます。アイヌ語には閉音節のように日本語にない特徴を持つため、通常の片仮名に加えて、一部の片仮名を小さく書いたり、半濁点を付けるなどの工夫をして書かれます。
+アイヌ語は固有の文字を持ちません。しばしば片仮名で表記されます。アイヌ語には閉音節のように日本語にない特徴を持つため、通常の片仮名に加えて、一部の片仮名を小さく書いたり、半濁点を付けるといった工夫をして書かれます。
-また、アイヌ語表記にはハイフンを上下に2つ並べた格好のダブルハイフンが用いられることがあります。アイヌ語専用ではなく汎用的に用いられる記号です。アイヌ語のラテン文字表記にもこの記号は用いられることがあります。
+また、アイヌ語のテキストには記号としてハイフンを上下に2つ並べた格好のダブルハイフンが用いられることがあります。アイヌ語専用ではなく汎用的に用いられる記号です。アイヌ語の片仮名でなくラテン文字表記のテキストにもこの記号は用いられることがあります。
+片仮名を小書きにして閉音節を示す方法は、アイヌ語だけでなく、朝鮮語(韓国語)などの他の言語の発音を示すのにも用いられることがあり、アイヌ語特有というわけではありません。
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-こうしたアイヌ語表記用の片仮名はJIS X 0208には含まれていませんでした。日本国内の言語であるアイヌ語の表記法として印刷物において確立した使用のされているものであることから、JIS X 0208の拡張規格としてJIS X 0213が作られた際、これらの文字が収録されました。アイヌ語に対応することは規格開発の初期段階から明言されていました。
+上記のようなアイヌ語表記に用いられる片仮名はJIS X 0208には含まれていませんでした。日本国内の言語であるアイヌ語の表記法として印刷物において長年にわたり確立した使用のされているものであることから、JIS X 0208の拡張規格としてJIS X 0213が作られた際、これらの文字が収録されました。アイヌ語に対応することは規格開発の初期段階から明言されていました。
-上記のアイヌ語表記用片仮名を使ったテキストを保存するとき、JIS X 0208ベースのShift_JISでは一部の文字が対応しないため保存できません。JIS X 0213ベースのShift_JIS-2004なら保存できます。
+上記のアイヌ語表記用片仮名を使ったテキストを保存するとき、JIS X 0208ベースのShift_JISでは一部の文字が対応しないため保存できません。JIS X 0213ベースのShift_JIS-2004なら問題なく保存できます。