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JIS漢字

JIS漢字とは、下記のいずれかの意味で使われる言葉です。

1番目の意味は規格本来の主旨、つまり文字とその符号化表現との対応である符号化文字集合を指します。

一方、2番目の意味は、1番目の意味のうち、符号化表現を抜きにした文字の集合だけに特にフォーカスした用法です。

かつてJIS漢字というとJIS X 0208を指すことがもっぱらでしたが、この規格の不十分な点を改善したJIS X 0213が制定され実用可能になったので、今日ではJIS X 0213の第1〜第4水準がJIS漢字ということになります。

JIS X 0213における漢字

JIS X 0213は10,050文字の漢字を収録し、それぞれに符号化表現を与えています。

これらの漢字は第1水準から第4水準までの部分集合に分けられます。第1水準から第3水準は漢字集合1面、また第4水準漢字漢字集合2面という符号化文字集合に配置されています。

第1・第2水準漢字は、JIS X 0213の元になったJIS X 0208に含まれていた漢字です。JIS X 0213はそれを拡張しました。JIS X 0208のスーパーセットである漢字集合1面に入れられたものが第3水準漢字であり、新たに作られた漢字集合2面に入ったものが第4水準漢字です。

関連項目

最終更新時間:2017年09月11日 16時50分17秒