+規格本体で規定される6種類の符号化方式は下記の通りです。これらもJIS X 0213に受け継がれています。
+
+*漢字用7ビット符号
+*漢字用8ビット符号
+*国際基準版・漢字用7ビット符号 - [[ISO/IEC 646]]国際基準版と漢字集合をSI/SOで切り替え
+*国際基準版・漢字用8ビット符号 - [[ISO/IEC 646]]国際基準版をGLに、漢字集合をGRに (EUC-JPとほぼ同じ)
+*ラテン文字・漢字用7ビット符号 - JIS X 0201ラテン文字集合と漢字集合をSI/SOで切り替え
+*ラテン文字・漢字用8ビット符号 - JIS X 0201ラテン文字集合をGLに、漢字集合をGRに
+
-上記の符号化方式それぞれに対応して、JIS X 0213では、Shift_JIS-2004, EUC-JIS-2004, ISO-2022-JP-2004という拡張版が用意されています。
+上記の符号化方式それぞれに対応した拡張版の符号化方式がJIS X 0213でも用意されています。附属書にはShift_JIS-2004, EUC-JIS-2004, ISO-2022-JP-2004が定義されています。
+!!JIS X 0208についての誤解
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+JIS X 0208は文字の集合だけを定めていて実際にコンピュータ上で表現される符号化形式は定めていないという誤解がたまにあります。また、JIS X 0208が定めるのは各文字の整数としての区点番号だけだという誤解もあります。実際には区点番号は符号表の座標を指すための番号であり、各区点には2バイトのビット組合せが一意に対応します。
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+正しくは、JIS X 0208は各文字に対して2バイトのビット組合せを定義しています。各バイトは7ビットであり、第8ビットは、8ビット符号表のGL領域(0x20-0x7F)に呼び出したときには0、GR領域(0xA0-0xFF)のときは1となります。また、[[シフトJIS|Shift_JIS]]はJIS X 0208の符号化表現を計算によって変形したうえでJIS X 0201と組み合わせた運用方式(符号化方式)です。
+
-JIS X 0208のコード表は、[ISO-IRのサイト|https://www.itscj.ipsj.or.jp/itscj_english/iso-ir/ISO-IR.pdf]でPDFファイルを参照できます(番号[168|https://www.itscj.ipsj.or.jp/iso-ir/168.pdf])。
+JIS X 0208のコード表は、[ISO-IRのサイト|https://itscj.ipsj.or.jp/english/vbcqpr00000004qn-att/ISO-IR.pdf]でPDFファイルを参照できます(番号[168|https://itscj.ipsj.or.jp/ir/168.pdf])。
+//https://www.itscj-ipsj.jp/custom_contents/cms/linkfile/ISO-IR.pdf
+//https://www.itscj-ipsj.jp/ir/168.pdf
-規格票は[JSA Web Store|http://www.webstore.jsa.or.jp/webstore/top/index.jsp]で購入できます。
+規格票は[JSA Webdesk|https://webdesk.jsa.or.jp/]で購入できます。