改定された常用漢字とJIS漢字コード規格
2010年に常用漢字表が改定されました。
JIS X 0213を使うと、改定後の常用漢字表に、字種も字体も問題なく対応できます。一方、旧規格のJIS X 0208では、一部の字体に、常用漢字表との間に相違があります。こうしたことは、経済産業省から調査報告が出ています(本ページ末尾の参考文献)。
新しい常用漢字表には、JIS X 0213で第3水準に分類される漢字が4文字あります。下記にそれらの漢字の面区点番号を記します。
- 1-15-56
- 1-15-94
- 1-47-52
- 1-93-90
こうした文字は、JIS X 0213の符号化方式のEUC-JIS-2004, Shift_JIS-2004, ISO-2022-JP-2004、あるいはUnicodeの符号化方式のUTF-8, UTF-16, UTF-32を使うと符号化できます。
2012年にはJIS X 0213が改正され、改定された常用漢字表の個々の文字との対応関係が記されました。この改正は追補の発行という形で行われています。JIS X 0213:2000に対する追補2がこの改正にあたります。追補2の附属書12に、常用漢字に対応するJISの面区点番号が掲載されています。
JIS X 0213:2012にもとづいた常用漢字の文字コード表は、機械可読なCSV形式で当サイトから入手可能です。(常用漢字と文字コードの対応表)
参考:
- 経済産業省、改定常用漢字表に対するJIS漢字コード規格の対応状況について
- JIS X 0213:2012
- 文化庁、常用漢字表(平成22年内閣告示第2号)
最終更新時間:2012年07月02日 23時14分24秒