ISO/IEC 646
[カテゴリ:仕様]
ISO/IEC 646は、7ビットの文字コードの国際規格です。アメリカのASCIIや日本のJIS X 0201、また各国の類似の文字コード規格と関係があります。
この規格の規定内容のうち、「国際基準版」(International Reference Version)はアメリカのASCIIと同等の文字コードです。
この規格はASCIIと同等の符号表のうちの12の符号位置について、各国の裁量で文字を割り当てられるようになっています。これに従って各国の国内規格が作成されています。日本のJIS X 0201はそうしたものの一つです。
JIS X 0213との関係
JIS X 0213はISO/IEC 646国際基準版の全ての文字を含んでいます。なお、JIS X 0213のサブセットであるJIS X 0208は下記の4文字を含んでいません。
符号位置 | 16進 | 文字名 |
---|---|---|
2/2 | 22 | QUOTATION MARK |
2/7 | 27 | APOSTROPHE |
2/13 | 2D | HYPHEN-MINUS |
7/14 | 7E | TILDE |
JIS X 0213は、ISO/IEC 646国際基準版とともに用いる符号化方式を複数定義しています。EUC-JIS-2004やISO-2022-JP-2004もそれらの中に含まれます。
その他の規格との関係
- JIS X 0201ラテン文字集合はISO/IEC 646の枠組みに則って定義されています。
- ISO/IEC 646の現在の版では各文字についてISO/IEC 10646 (あるいはUnicode)の文字に対応する文字名が記されています。
- ISO/IEC 10646およびUnicodeのU+0020からU+007FはISO/IEC 646国際基準版と同一の文字の並びになっています。
- ISO/IEC 2022の枠組みの中でISO/IEC 646国際基準版を用いることができます。符号拡張法によって他の符号化文字集合と組み合わせて用いることができます。
最終更新時間:2016年09月22日 01時12分25秒