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ラテン文字

[カテゴリ:文字]

ラテン文字とは、ラテン語や英語などの表記に用いられる A, B, C, ... の文字です。ローマ字ともいいます。ローマ字という言葉は特に「日本語をローマ字で綴る方式」のことを指す場合もありますが、本来は文字そのものを指します。

ギリシャ文字やエトルリア文字をもとに成立した文字で、現在では広く世界的に使われています。英語では大文字小文字それぞれ26文字からなります。

ラテン文字を収めた主な文字コード

JIS X 0213におけるラテン文字

JIS X 0213は下記のようなラテン文字にコードを与えています。

  • 英語に用いられる基本的な26文字
  • 日本語のローマ字綴りにおいて長音の表記に用いられる、母音aiueoのサーカムフレックスアクセント(山記号)ならびにマクロン付きの大文字小文字
  • フランス語ドイツ語スペイン語等西欧諸言語向けの、アクセントやウムラウトチルダ等のついたラテン文字、ドイツ語エスツェット等
  • 中欧諸言語向けのオゴネクやキャロン付きの文字
  • 北欧諸言語向けのリング付きAやスラッシュ付きのO
  • 発音記号に用いられるもの

Unicodeに単一の符号位置がないラテン文字もいくつかあります。例えば、aeの合字にグレーブアクセントの付いた文字は英和辞典で発音記号として用いられることがあるためJIS X 0213は面区点位置1-11-36に収録していますが、この字はUnicodeではU+00E6 (aeの合字) とU+0300 (合成用グレーブアクセント)の2つの符号位置の連続として表す必要があります。

関連項目

最終更新時間:2016年11月26日 18時55分47秒