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半濁点

[カテゴリ:記号]

半濁点とは、平仮名片仮名につけて半濁音を示す「゜」の記号です。「ぱ」「パ」のように文字の右肩につけます。

JIS X 0201における半濁点

JIS X 0201片仮名集合には、独立した半濁点符号位置が与えられています(符号位置5/15。GLに呼び出したときは16進表記で0x5F, GRでは0xDF)。一方、「パ」のように片仮名半濁点をつけた文字には符号位置が与えられていません。したがって、半濁音を表すには「ハ」の直後に独立した「゛」を置くという方式が取られます。

JIS X 0208における半濁点

JIS X 0208では、「ぱ」「パ」など、半濁点つきの平仮名片仮名が収録されました。

独立した半濁点JIS X 0201に引き続いて収録されています。

JIS X 0213における半濁点

JIS X 0213漢字集合1面には、特殊な用法のある半濁点つきの文字が追加されています。

  • 鼻濁音の表現に用いられる、半濁点つきの「かきくけこ」・「カキクケコ」
  • アイヌ語片仮名表記において日本語にない発音を表すために、片仮名の「セ」「ツ」「ト」ならびに小書きの「フ」にそれぞれ半濁点をつけたもの

Unicodeにおける半濁点

Unicodeには、独立した半濁点として、前進を伴う半濁点のほか、合成用の半濁点が用意されています。これは、直前の基底文字とあわせることで1文字を表現するものです。したがって、「パ」という文字の符号化として、半濁点つきの片仮名「パ」(U+30D1)だけでなく、「ハ」(U+30CF)+合成用半濁点(U+309A)とすることも可能です。

1文字に複数の符号化方法があることは重複符号化になってしまうので、いずれかの方式に揃えることができます。これをUnicode正規化といいます。

関連項目

最終更新時間:2024年03月30日 18時14分51秒