国際基準版・漢字用8ビット符号
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国際基準版・漢字用8ビット符号は、JIS X 0208ならびにJIS X 0213で規定される符号化方式のひとつです。2バイトの漢字コードをISO/IEC 646国際基準版 (ASCIIと同じ1バイトコード) と同時に運用するものです。一般的にEUCと呼ばれるコードに対応します。
下記のような特徴があります。
- 8ビットを用いる (ISO-2022-JPは7ビット)
- 1バイト文字と2バイト文字の混在 (固定長ではない)
- ステートレス (内部処理に向く。ISO-2022-JPはステートフル)
- 最上位ビットが0のバイトは常にASCII文字 (SJISは第2バイトが0x7F以下になり得る)
JIS X 0208における国際基準版・漢字用8ビット符号
8ビット符号表に下記の割り当てをしたものです。
- GL領域(0x20-0x7F): ISO/IEC 646国際基準版
- GR領域(0xA0-0xFF): JIS X 0208
これはEUC-JPから1バイト片仮名 (JIS X 0201片仮名集合) とJIS X 0212補助漢字を除いたものと同等です。
JIS X 0213における国際基準版・漢字用8ビット符号
8ビット符号表に下記の割り当てをしたものです。
- GL領域(0x20-0x7F): ISO/IEC 646国際基準版
- GR領域(0xA0-0xFF): JIS X 0213漢字集合1面
- ただし、シングルシフト3 (SS3, 16進で0x8F) の直後2バイトは漢字集合2面
これはEUC-JIS-2004から1バイト片仮名 (JIS X 0201片仮名集合) を除いたものと同等です。また、上記JIS X 0208の「国際基準版・8ビット符号」の上位互換です。
最終更新時間:2017年01月21日 13時27分51秒