ISO/IEC 8859-2
[カテゴリ:仕様]
ISO/IEC 8859-2は、中央ヨーロッパ(中欧)の言語の表記に用いられる文字に対応した1バイトの文字コード規格です。ISOとIECが定めています。ISO/IEC 8859というシリーズものの規格の第2部です。通称としてLatin-2とも呼ばれます。
規格の標題は「Information technology -- 8-bit single-byte coded graphic character sets -- Part 2: Latin alphabet No. 2」です。最新版は1999年に発行されています。
符号の構造
ISO/IEC 2022と整合的な1バイト符号化文字集合として定義されています。8ビット符号表のGL領域(0x20-0x7F)にISO/IEC 646国際基準版(ASCIIと同じ)、GR領域(0xA0-0xFF)にはこの規格が定める文字集合を置いた形で使われます。
文字レパートリー
ASCIIには入っていない、アクセントやウムラウト、オゴネク、キャロンなどのダイアクリティカルマーク付きのラテン文字が収められています。
この符号化文字集合の文字レパートリーが対応する言語には、チェコ語、ポーランド語、ルーマニア語等が含まれます。
ISO/IEC 8859-1といくつかの文字が共通しています。それらの文字は、8859-1と同じ符号位置に割り当てられています。
JIS X 0213との関係
JIS X 0213はISO/IEC 8859-2の文字を全て含んでいます。
参照情報
正式な規格票はJSA Web Storeで購入できます。
最終更新時間:2016年09月27日 23時31分30秒