iconv
iconv
iconvは、主にUnix環境で文字コードを変換するためのプログラム、またそのAPIです。WindowsのCygwinでも利用できます。
iconvの実装については GNU C Library および libiconv、HP-UX を参照のこと。
コマンドライン
iconvコマンドでは、オプション -f で変換元、-t で変換先のコードを指定します。例えば、Shift_JISからUTF-8に変換するにはこうします。
iconv -f SHIFT_JISX0213 -t UTF-8 < sjis.txt > utf8.txt
ここで指定している SHIFT_JISX0213 は、Shift_JIS-2004 を意味します。Shift_JISを処理するときは常にこの指定を用いるのがおすすめです。これはCP932の波ダッシュ問題を引き起こさず、またWindowsの丸付き数字やローマ数字を救済できます。
反対に、UTF-8からSJISに変換するには -f と -t を入れ替えてこうします。
iconv -f UTF-8 -t SHIFT_JISX0213 < utf8.txt > sjis.txt
これで、著作権表示記号やユーロ記号、トランプのスペードやハートの記号、アクセントつきのアルファベットなども文字化けせずに変換できます。もちろん第3第4水準漢字など、今日の日本の文字コード標準であるJIS X 0213の全ての文字に対応できます。
対応している文字コードの一覧を得るにはコマンドラインから下記のようにします。
iconv --list
最終更新時間:2017年01月28日 16時53分34秒